プログラムの作成と実行の流れは大まかに,
1) ソースプログラムを作成する
2) ソースプログラムをコンパイルして実行用のバイトコードを生成する
3) 上で生成した実行用のバイトコードを実行する
の3つのステップになります.
最初にソースプログラムを作成しますが,これはテキストファイルとして作成して保存します.
テキストファイルの作成のために必要になるのはいわゆるテキストエディタです.
Windowsの場合は「メモ帳」,MacOSの場合は「テキストエディット」などが
標準的なテキストエディタで,この他にも様々なものが利用できます.
次に,テキストエディタで作成したソースプログラムをコンパイルして,
実行可能なバイトコードを生成し,最終的にそれを実行します.
ソースプログラムのコンパイルと,生成したバイトコードの実行にはそれぞれ
javac,javaコマンドを使います.
【コマンドについて】
最近はめっきり使うことが少なくなった「コマンド」ですが,ソフトウェアの開発では
避けては通ることができません.Javaによるプログラム開発においても,最も基本的には
コマンドによる作業を行います.
プログラムの作成からコンパイル,実行までの流れの例を示します.
下のようなJavaのプログラムが "Hello.java" というファイル名で作成されていたとします.
これは,コマンドウィンドウに "Hello, world." と1行だけ表示する単純なサンプルプログラムです.
これをコンパイルして,実行可能なバイトコードを生成するには次のようなコマンド操作(javacコマンド)を
行います.
この操作で,バイトコードのファイル "Hello.class" が生成されます.
このバイトコードを実行するには次のようなコマンド操作(javaコマンド)を行います.
非常に単純ですが,これがプログラムの作成から実行までの流れです.