【コマンドの本体】
各コマンドも基本的にはアプリケーションソフトウェアです．
例えば "C:¥Windows¥system32" のディレクトリの中を
覗いてみると多くの "〜.exe" という名前のファイルが
見えますが，それら1つ1つがコマンド本体のプログラムの
ファイルです．
（"dir *.exe" を実行して実際に確認してみてください）
もちろんコマンドは利用者が独自に作成することもできます．
独自に作成したコマンドは "C:¥Windows¥system32"
のディレクトリに入れても良いですが，そもそもそこはOSが
提供するコマンド群を格納する場所ですので，独自開発の
コマンドをそこに入れることはあまりしません．
OSが提供するもの以外のコマンドを追加する場合は別の
ディレクトリを作成してそこに格納するというスタイルが
一般的です．
ただし，利用者が勝手に作ったディレクトリにプログラムの
ファイルを配置しても，コマンドとして有効にはならず，
コマンドウィンドウからプログラムのファイルの名前を
タイプしても動作しません．
指定したディレクトリ配下のプログラムをコマンドとして
使えるようにするには，そのディレクトリを
「コマンドサーチパス」に登録する必要があります．
このためには，システム環境変数 "PATH" にその
ディレクトリを設定します．
【環境変数 PATH の設定の方法】
コントロールパネルの「システム」を開いて
「システムの詳細設定」を選択します．（下記）
次に，下のようなウィンドウが開きます．
このウィンドウの下部の「環境変数(N)」という
ボタンをクリックします．すると次のようなウィンドウ
が開きます．
このウィンドウの中で，設定したい変数の項目を選択
して「編集(E)」ボタンをクリックすると，次のような
ウィンドウが開きます．
ここで「変数値(V)」の内容を編集します．
（全てのユーザに対して設定を有効にするためには
システム環境変数を編集します）
コマンドのディレクトリはセミコロン ";" で
区切って複数記述します．（下の例）
例 C:¥Windows¥system32;C:¥Windows;
C:¥Windows¥System32¥Wbem;
C:¥Windows¥System32¥WindowsPowerShell¥v1.0¥