11/20 「コンピュータ基礎」のフォロー

Q. 27秋問44:
 
 要件定義後の外部設計,内部設計,プログラミング,結合テスト,システムテストを行う開発プロジェクトにおいて,生産性を規模÷工数で表すものとする。プログラミングの生産性を1とした場合の内部設計と結合テストの生産性は2,外部設計とシステムテストの生産性は4である。外部設計に1人月を要するとき,プロジェクト全体の工数は何人月必要か。
 
A. まず用語の理解からですね.
 開発のお仕事において,1つのお仕事全体のことを「プロジェクト」といいます.
もちろんプロジェクト毎に規模の大小があります.ちなみにこの手の問題もいわゆる「仕事算」に類するものでして,1つのプロジェクトの規模をとりあえず「1」にしておきます.(お決まりでしたね)
 
 プロジェクトマネジメントの世界では,「1人が1ヶ月で行う仕事」を「工数」と呼び「1人月」を単位とします.また,ちょっと不思議な感じがしますが,全ての従業員は同じ能率を発揮するものという変な前提がありまして(笑),1人が1ヶ月で行う仕事の量に差はないとします.(かなり無理のある設定ですね:笑)
 
 次に「生産性」ですが,「規模/工数」で定義されていまして,この数字が大きいほど良いわけです.
 
 この問題では,1つのプロジェクトが「外部設計」「内部設計」「プログラミング」「結合テスト」「システムテスト」の5つの業務ステップからなっていて,それぞれに生産性が違います.また,それぞれの生産性は,プロジェクト全体の中で比較した「業務ステップ間の比率」ということになっています.
 
整理してみますと,次のことが言えます.
 
「生産性が高い = 少ない工数で済む」
「大きな工数が必要 = 生産性が低い」
 
この2つは意味としては同じです.しかも「生産性」と「必要工数」は反比例の関係にあることが式からわかりますね.
 
後は,Iパスドットコムの解説の通りです.
 
 
Q. 25春問82「排他的論理和」をどう考えたら良い?
A. 来ましたね.論理式 (^^)/
 問題に出されているような表を「真理値表」といいますが,これを簡単に理解するにはやっぱりベン図(集合の図)が一番です.
 
この問題のポイント:
 「A,Bが共に重複のない,単独の領域」
であることが表から読み解けたらあとは単純作業でして,Iパスドットコムの解説のとおりに理解できると思います.
 
 
Q. 22春問85解説お願い.
A. 解説スライド作りましたので見てやってくださいませ (^^)/
 → スライド
 
 
Q. 25秋問12
A. スライド再録 (^^)/
 また見てやってくださいね.→スライド
 
 
Q. 26秋問26お願い
A. 来ましたね.「ヒッカケ問題」…
 「会計監査人」と「監査役」は明確に違います…
「会計監査人」の説明を見て,思わず「これだ!」と思ったら負けなわけです.(^^;)
実は「監査役」は会計監査の仕事も含みますので,やられてしまいがちですね(笑;)
 
 
Q. 25秋中問A,D やってください!
A. 御意です,やりましょう!(Dはまた次回に ^^;)
 →プリント
 
 
Q. 暗号わからん!
A. 解説スライド再録します.具体的にわからない問題指定していただけますとスライド作りますよ(^^)/
 → スライド
 
 
Q. デュアルシステムとデュプレックスシステムの違いがわからない
A. どちらもシステムの信頼性を担保する構成でして,基本的な発送は,
「1つのシステムがダウンしても,別のシステムがサポートするスタイル」です.
 
 まず「デュアルシステム」ですが,これが一番良いスタイルです.
完全に同じマシンを用意して,完全に同じデータを与えて,
完全に同じ動作をさせるので,信頼性は抜群です.
さらにデュアルシステムの重要な特徴に,
「両方のシステムの出力結果を比較検証できる」
というのがあります.
 
 次に「」デュプレックスシステム」ですが,もう少しユルいです.
主たる仕事をするシステムを「主系」として稼働させ,
いざ主系がコケたときに別の「従系」が仕事を切り替えて引き継ぐというスタイルです.
この従系は平時は別の仕事をしており,主系の有事の際に仕事を引き継ぐというものです.
当然,有事の引き継ぎの際はちょっとタイムラグが発生します.
 
 
Q. PDCAがどれも同じに見える…
A. (笑)そうですか.
 Plan: 計画する
 Do:  やる
 Check: うまくいったか確かめる
 Act:  改善などする
 
 「ことの運びを確かめながら改善してゆく」流れを,PDCAサイクルといいます.(^^)
 
 
Q. 著作権の問題の解説で文化庁には著作権登録制度がありますが,「著作権の法的事実を認可するものであり権利取得のためのものではありません」と書いてあります.「著作権の法的事実を認可するものであり」とはどういう意味ですか?
 
A. 大変良い質問ですね.
 まず間違いやすい点ですが「著作権」と「特許権」は完全に違います.
特許権は当該機関(特許庁)に届け出て審査に通らないと認められません.
それに対して「著作権」は何か著作物を作った時点で自然に発生する権利です.
例えば,あなたが何か絵を書いたら自動的にその絵の著作権があなたのものということになるわけです.(自然に発生する権利)
 
 ここから具体的なお話しです.「自然に発生する権利」といっても,著作物は他人に盗まれてしまう可能性もありますので,公的な誰かが証人にならないと法的係争(裁判)になった場合の信ぴょう性がないですね.特許庁はその「公的な証人」に位置するというのでご理解いただけます?
 
 
Q.「考察」「結果」「結論」の違いは?
A. ゼミに入ると重要ですね. (^^)
 「研究活動」には,「実験」を通して自分の考えが正しいかどうかを検証するプロセスがあります.つまり「どうかな?」と思ったら「やってみよう!」ということになり,その結果「どうなった?」を振り返るわけです.
 詳しくは「論証」「実験計画法」について学ばないといけないのですが,ここではザックリ大雑把に説明しましょう (^^)
 
1) 「こうかな?どうかな?」と考える → 考察
2) 「やってみて確かめよう!」 → 実験
3) 「どうなった?」 → 結果
4) 「ということは~と言えるね!」 → 結論
 
どうです?「感じ」つかめました?
 
 
Q. ホームページ作成に良いエディタある?
A. ありますよ!(^^)/
 見たまま編集できるオーサリング系ならAdobe社の「Dreamweaver」(高い!)か,安いものならJustSystemの「ホームページビルダー」が定番ですね.
 
 あと,本当に素の「エディタ」という意味でしたら,「さくらエディタ」(変な名前:笑)とか「TeraPad」などがありまして,これらはフリーソフトですね.ちゃんとタグの色分けとかやってくれるので,見やすいですよ.
 
 
Q. 今続けているアルバイトを続けるか、それとも新しいアルバイトで新たな出会いをするか、就活の際に有利なのはどちらなんでしょうかね…
 
A. 一言で答えられない問題ですね (^^;)
 就活に関係する要素としては,
 
● 対人技能(接客など)が鍛えられたか?
● チームワーク能力が鍛えられたか?
● 責任感が鍛えられたか?
● 細部にわたって人を思いやる力ができたか?
 
などがあります.こういう風に「要素」に分解して振り返って見ると,自分の状況に合わせて判断できるのではないかと思います.
 
 あと,注意してほしいことがあります.それは,学生生活の品質を下げるような形でアルバイトをしないことです.
拘束時間が長いアルバイトや,過酷なアルバイト,深夜に及ぶアルバイト.劣悪な人間関係など精神衛生上良くないアルバイト…
 
 良くないアルバイトは学生生活の質を下げますので,心当たりがあれば,すぐにそのアルバイトはやめてください.アルバイトが元で成績が悪化する人もいますし,アルバイトが間接的な原因となって退学してしまう学生もいますよ.
くれぐれも気をつけてくださいね.

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