10/30 「コンピュータ基礎」のフォロー

Q. 27年秋中問Dの100番教えて!!
A. 御意です! やりましょう!!
 →問題用紙
 

Q. システム開発の流れがよくわからない…
A. この話題も,みなさんにとってはまだ実感しにくいですね.
 まず基本から.ITシステム(アプリとか)は,次の4つの段階を経て開発します.
 
1) 要件定義
  どんなものを作るかを決める段階
2) システム設計
  しくみや作り方を決める段階
3) 開発(プログラミング)
  実際に作ってみる段階.「実装」とも.
4) テスト
  正しく動くか検査する段階.
  だめなら1~3のどこかに逆戻りする
 
これらステップを踏んで,十分なものが出来上がったら完成というわけです.
 
更に「テスト」の段階に関して次のような質問もいただいています.
 
Q. ブラックボックステストとホワイトボックステストについて教えてほしいです
A. たしかに分かりにくいかもしれませんね.簡単に言いますと,
 
「システムの中身を知っている人が,
 各部分の動作を確かめるためにするテスト」
 
がホワイトボックステストです.
また,ブラックボックステストは
 
「システムの中身はどうでもいいから,
 ちゃんと使えるかどうかをザックリ調べるテスト」
 
です.
 
 
Q. IPアドレス元に知ることができる情報は?
A. 大変よい質問ですね.(^^)
 IPアドレスは「ネットワーク部」と「ホスト部」から成っており,ネットワーク部を見ることで「どこの所属か」がわかります.
例えば,武庫女のキャンパス内PCからどこかのサイトにアクセスすると,相手サイトはこちらが「武庫女」であることを特定できます.
同様に,自分のスマホやガラケーからどこかのサイトにアクセスすると,相手サイトはこちらが契約している通信会社を特定できます.
あとは,IPアドレスの「ホスト部」を見て,どの端末かを特定できるというわけです.
 
ただし大学や通信会社は,自分の組織のIPアドレスに関する詳しい情報を,気軽に外部に公開することはしていませんので,警察からの捜査協力依頼などがない限り,端末装置に関する詳しいこと(場所など)を明確に知ることは難しいです.
 
 
Q. ネットワーク管理ソフトで「インベントリ収集機能」って何?
A. これも良い質問ですね.(^^)
 これは簡単に言いますと,ネットにつながったコンピュータの各種情報を収集する機能です.
例えば,入っているアプリやそのマシンの性能などに関する情報を,ネットの管理システムが収集したりします.
これによって,「怪しいマシンからアクセスがないか?」とか「端末がおかしな動作をしていないか?」とか
いろんなことがわかり,組織内のネットの健康状態が把握できるわけです.
 
 
Q. 無線LANのビーコンって何?
A. 良い質問の連続です.(^^)/
 そもそも「ビーコン」というのは「標識電波」のことです.
例えば,飛行機などの乗り物が,「どの辺を航行中であるか」とか
「自分が何者か」などがわかるように常に信号となる電波を出していたりします.
 無線LAN(WiFi)でも同じように,WiFiの局となるルータが「ここにWiFiいるよ!」とか
「So☆tB△nkだよ!」みたいな電波をビーコンとして常に飛ばしています.
これをキャッチしたスマホやノートPCが,「おっ!WiFi使えるみたい」というように反応します.

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