6/19「コンピュータ基礎」のフォロー

Q.個人情報が流出してしまった後の対処はどうすればいい?
A. これはなかなか困った問題ですね… (-_-;)
 流出してしまった情報を追跡して削除する方法はありませんので,くれぐれも注意してくださいね.この手の問題についてちょっと考えてみましょう.
 
● この社会で個人情報を完全に秘匿することは可能か?
 無理だと思います.そんなことを徹底したら社会で生活することができません.つまり「個人に関する基本的な情報はある程度は流出してしまう」ということを想定して生きていくべきだと思います.つまり「自分に関するある程度のことは既に人に知られている」ということを前提にして生きていくしかないわけです.ですので過剰に神経質になるのもよくありません.
 個人としては「知られても構わない情報」と「絶対に知られたくない情報」というのを普段から区別して管理することを習慣づけてくださいね.
 
● 一旦出た情報はいつまでも残る!
 SNSやブログといったネットのメディアに出てしまった情報は,たとえ配信元で削除しても,それを見た人が個人のデバイスに情報をダウンロードすることができるので,実質的には「永久に公開されたままになる」ということを覚悟してください.
 
というわけで,情報ネットワークとのつきあいには必ずリスクが伴いますが,闇雲に不安がると「情報弱者」になってしまいますので,それもよくありません.
 
 要するに「しっかり学んで」「しっかり情報公開活動」するのが良いと思います.(^^)
 
 
Q.無気力に打ち勝つ方法は?
Q.最近,集中できません.良い方法は?

A.やっぱり基本ですが「頭の疲れ取ってます?」
 食事と睡眠を十分に取ると,健康面からのゆとりができ,更に時間の使い方を工夫すると,活動のための時間ができてきます.
そして「自分の好きなこと」ができるようになると無気力でなくなっていくと思いますよ(^^) 充実感が出てくると,集中力も上がってくると思います.
 日常が忙しくなってくると「夜にダラダラ」という習慣ができやすくなりますので要注意です.そうなったら「生活悪化の悪循環」がはじまりますので気をつけてくださいね.
 
 日々の生活を楽しいものにするためにも生活にメリハリをつけて,食事と睡眠を大事にしてくださいね.
 
 
Q.「精神的に大人」とはどういう状態?
A.即答できない問題ですね(笑) ここで即席で議論してみましょう(^^)
 小さな子どもと比較して見たとき「大人」の人は次のような特徴があるように思いますね.
 
● 精神的に強い
 容易に「ヘコんだり」「悲しんだり」「嫌がったり」「逃げたり」「怖がったり」しない.
● 安定している
 すぐに判断が変わったり気分が変わったりしない.また感情の起伏が大きすぎない.
● 一貫性がある
 言動の前後でつじつまが合っている.
 
もちろん「大人」の人でも若干の子供っぽさは残っているものでして,あくまで度合いの問題ではないでしょうか.
 
みなさんはいかがですか? (^^)
 
「大人の基準」については,更に意見をいただけたらこの話題を発展させることができそうですね.ご意見お待ちしています.
 
 
Q.人との会話が苦手です.考えすぎて会話の波に乗れません.会話の終わらせ方がわかりません…
A.実は人間同士の会話には,ある種の「手順」というものがあります.多くの人はその「手順」を無意識に習得しているのですが,中には習得できないままでいる人もかなりいるようです.しかし,この「手順」というものを意識して習得するというのもなかなか難しいですので,次の点に注意して人と会話するようにしてみてはいかがでしょう.
 
● 人は要件の伝達のためだけに会話しているのではない
 私たちは,たいして内容の無い会話も頻繁にやります.ですので相手の言葉に対して「えっ?」「それで?」みたいな反応を頻繁にするのは決して良くありません.むしろ「うんうん…」「なるほど〜」「そうだよね〜」的な反応を多く織り交ぜるべきかと思います.
そして,相手の発話の後に自分の発言を追加してゆくような形で「会話をつなげる」という風にしてみてはいかがでしょうか.
 
この話題に関しても,引き続きご意見いただけたら発展しますね.
 
 
Q. Softbankのロボット”Pepper”についてコメントください
A. ネットに接続されて,情報をクラウドで共有しながら成長するロボットのようですね.また感情を認識するシステムを搭載しているとのことですが,どの程度のものか楽しみですね.
 まだまだ実用性を追求するのは難しく,むしろ「マスコット」的なシステムと考えるべきですね.
  → SoftbankのPepperのサイト
  → Wikipediaの解説 ”Pepper”
 
 
 
■■■ お便り紹介 ■■■

 今回も授業中に長いコメントがボードに寄せられましたので紹介します.
 
(コメント1)
  深刻な話です。紙だと匿名にならないので
  コメントです。
  親が嫌がるので病院に行って診断は
  してないけど、ADSDの可能性が高いです。
  特徴は全て当てはまってて、生活面でも
  勉強面でも問題が多いです。
  毎日親にフォローしてもらってなんとか
  なってる状態です。
  友達いません。仲良くなっても、
  しばらくたつと突然避けられることの
  繰り返しです。
  大人の目も、小さい頃は「変わった子」
  で済みましたが、そろそろキツく
  なってきました。
  それに、年々ADHDだけでなく、
  アスペルガー症候群の傾向も出てきました。
  ADHDとアスペルガー症候群って
  併存しますか?
  病院にいかずに、少しでも改善する
  方法ってないでしょうか。
  ネットで調べても自分では信憑性の程度が
  わからないし、本を買ったり借りるのは
  他人にバレるのが怖くてできません。
  おすすめのサイトとかないですか?
 
中村からの返答:
 カミングアウトしてくださったので,私もカミングアウトしましょう.
 実は私も書籍などの情報を元にチェックしてみますと,ADHDとアスペルガーの傾向が強く出ます.更にその他もろもろの「〜症候群」の傾向が併発している状況です.

そういう人間の特徴ですが,空気が読めなくて人付き合いがうまくいかず,集団で行動することが難しく,孤立することが多いです.
 
 私の場合は幼少期から理科分野が大好きなこともあり,みごとに「理系オタク」「メカオタク」になりました(笑)もちろん引きこもっていましたよ(笑笑)
中学校のころは数学と理科しかできない子,高校に入っても英数理の3つしかできない状況.
就職してからもチームで開発業務がうまくいかずドロップアウト…
路頭に迷い「不吉なこと」まで考えましたが「スタンドプレイ&英数理しかできない」ことを悟って,大学院に進学して今に至ります.
今でも何とか生きていられるのは「普通の人になろうと頑張らない」「得意技だけを伸ばし続ける」ことを決心したからですね.あと1つ「自分の身につけたことを人のために役立てること」が活路を開きます.(生きててよかった ^^;)
 
こういったことに関しては安易なアドバイスはできませんが
 「自分には皆とは違う役割がある」
と考えてみるのはどうでしょうか.なぜかと言いますと,自分の好きなことに対しては並外れた「没頭力」「持続力」が発揮できるのではないかと思うからです.今は特別な能力は見られないとしても,並外れた「没頭力」「持続力」があると,何年か努力すると「並外れた人」になっていたりすると思うんですよ.
 
こういうことを必死で治療しようとか改善しようとかやりだすと,医療やカウンセリングのお世話になるばかりで,活路が開けないのではないかと私は思います.(あくまで私個人の意見です)
 
自分というものがよく見えた瞬間から,周囲の「ありがた迷惑な」アドバイスを聞かなくて済むようになったという体験をしましたね.また私の場合は「誰の言うことも聞かない人間になった」というオマケもついてきました.(笑)
 
もしかして「あなたは神様に目をつけられている」のかもしれませんよ.
 
絶対に負けないでください.
あなたの人生はあなたのものです.

 
 
 
(コメント2)
  一年後にはゼミについて考えなければ
  ならないと聞きました。
  そこで出てきた私的問題。
  自分の興味のある、もしくは将来自分が
  就きたい仕事に近いことをするゼミに入るか。
  それとも、自分の好きな(自分に合っている
  先生の)ゼミに入るか。
  好きなことでも、合わない先生とやると
  負担になるし。
  かといって、好きでもないことを長期に
  わたってできる自信もない。
  あー。大変です。社会に出ると、
  嫌な人ばかりって良く言いますけど…

中村からの返答:
 ゼミに関してはあまり心配せずに,配属先で先生と仲間たちと楽しく頑張ってください.自分の趣向と適性は必ずしも一致しませんので,がんばりながら「本当の適性」を見つけ出すというのはどうでしょうか.
 たしかに社会に出ると,多くの「嫌な人」と出会いますが,自分の振る舞いと働きかけによって,相手が「嫌なやつ」になったり「いい人」になったりもします.このあたりの知恵も身につけてくださいね.

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