2021年度「コンピュータ基礎1」第09回

【前回授業で頂いた質問・相談に対するQ&A】
 
Q. 差分バックアップはだいたい何曜日やるんですか? 254ページのファイル共有は覚えなくて良いんですか?
A. 説明します.
 まずは重要な用語の整理をしましょう.バックアップの種類は次の3種類と考えてください.
 1. 完全バックアップ
 2. 増分バックアップ
 3. 差分バックアップ
 
「完全バックアップ」はシステムのディスクの内容全体の複製であり,バックアップのサイズがとても大きいのが普通です.これを毎回(毎日)作成するのは現実的ではありませんで,たいていは週に1回程度作成(日曜日とか忙しくない時に)します.そして日々のディスクの変更分を「増分バックアップ」として作成します.
さて「差分バックアップ」ですが,これが誤解を招きやすいものですね.これは前回作成した完全バックアップと比較して「変化のあった部分全ての複製」でして,日々の増分バックアップに比べるとサイズが大きいです.
ご質問の件「差分バックアップはいつ作成する?」ですが,決まった答えはありませんが,やはりこれも日々作成するというのが正解かもしれません.(コストがかかりますが)
 
教科書の中の「ファイル共有」のところですが,Iパスの試験問題としての重要性は低いと考えておりまして,あえて軽く通り過ぎました.
 
 
Q. 復習していてもあまり頭に入ってきません。どう覚えたら良いかと息抜きの仕方をどう取れば良いですか。
A. 勉強おつかれさまです.
 試験勉強というのはたくさんの知識を覚える作業ですので,そろそろ辛くなってきたと思います.特に,覚えなければならない用語もかなりの数になりますので,工夫が必要になってきます.
注意しなければならないことをまず最初に申し上げますと,
「絶対にやってはいけない勉強法」
というのがあります.例えば用語やアルファベットの略記(「CPU」「RAM」とか)を覚える際に,単に声に出して繰り返すというやり方です.そんなことやっても記憶の持続時間はたかが数分しか持ちません.しつこく毎日繰り返すと記憶の持続時間も多少長くなりますが,それでもダメです.しんどすぎます.
用語やアルファベットの略記を覚える際には必ず「印象づける何か」をやらないといけません.例えば「RAM」ときたら「ラム酒」を思い浮かべるとか.くれぐれもこれを冗談だと受け止めないでください.難易度の高い試験に挑戦する人は誰しもやっていることでして,Iパスを受験するみなさんも必ずやらないといけない「必勝法」です.そして,先程の「ラム酒」みたいな(しょーもない:^^;)語を教科書やノートに(恥ずかしがらずに)書き込んで,復習の時の「暗記用キーワード」にするわけです.
 
絶対にやってくださいね.
 
「息抜き」の方法ですが,一番良い気分転換は運動(スポーツ)です.あるいは「普段行かないところに行く」というのも良いですよ.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)