【前回授業で頂いた質問・相談に対するQ&A】
Q. 差分バックアップはだいたい何曜日やるんですか? 254ページのファイル共有は覚えなくて良いんですか?
A. 説明します.
まずは重要な用語の整理をしましょう.バックアップの種類は次の3種類と考えてください.
1. 完全バックアップ
2. 増分バックアップ
3. 差分バックアップ
「完全バックアップ」はシステムのディスクの内容全体の複製であり,バックアップのサイズがとても大きいのが普通です.これを毎回(毎日)作成するのは現実的ではありませんで,たいていは週に1回程度作成(日曜日とか忙しくない時に)します.そして日々のディスクの変更分を「増分バックアップ」として作成します.
さて「差分バックアップ」ですが,これが誤解を招きやすいものですね.これは前回作成した完全バックアップと比較して「変化のあった部分全ての複製」でして,日々の増分バックアップに比べるとサイズが大きいです.
ご質問の件「差分バックアップはいつ作成する?」ですが,決まった答えはありませんが,やはりこれも日々作成するというのが正解かもしれません.(コストがかかりますが)
教科書の中の「ファイル共有」のところですが,Iパスの試験問題としての重要性は低いと考えておりまして,あえて軽く通り過ぎました.
Q. 復習していてもあまり頭に入ってきません。どう覚えたら良いかと息抜きの仕方をどう取れば良いですか。
A. 勉強おつかれさまです.
試験勉強というのはたくさんの知識を覚える作業ですので,そろそろ辛くなってきたと思います.特に,覚えなければならない用語もかなりの数になりますので,工夫が必要になってきます.
注意しなければならないことをまず最初に申し上げますと,
「絶対にやってはいけない勉強法」
というのがあります.例えば用語やアルファベットの略記(「CPU」「RAM」とか)を覚える際に,単に声に出して繰り返すというやり方です.そんなことやっても記憶の持続時間はたかが数分しか持ちません.しつこく毎日繰り返すと記憶の持続時間も多少長くなりますが,それでもダメです.しんどすぎます.
用語やアルファベットの略記を覚える際には必ず「印象づける何か」をやらないといけません.例えば「RAM」ときたら「ラム酒」を思い浮かべるとか.くれぐれもこれを冗談だと受け止めないでください.難易度の高い試験に挑戦する人は誰しもやっていることでして,Iパスを受験するみなさんも必ずやらないといけない「必勝法」です.そして,先程の「ラム酒」みたいな(しょーもない:^^;)語を教科書やノートに(恥ずかしがらずに)書き込んで,復習の時の「暗記用キーワード」にするわけです.
絶対にやってくださいね.
「息抜き」の方法ですが,一番良い気分転換は運動(スポーツ)です.あるいは「普段行かないところに行く」というのも良いですよ.