Q.「10進数の-107を2進数8桁の2の補数であらわしたものはどれか。」という問題の解説をしていただきたいです。
Q. -107の2の補数の求め方は、107の2の補数を求め(-107)それをまた同じように計算をして補数を求めるのですか?
A. お答えします.
この問題は「107(正,プラスの値)を2進数にしてから,その符号を反転する」というのが題意です.
まず,10進数の107を2進数にする作業から始めます.これは
01101011
となります.注意する点としては「8ビット表現」にすることです.ですので桁が足りない場合は「前ゼロ」で埋めます.
次に「全ビットの反転」をやります.これは
10010100
となります.更にこれに「1を足す」ことで2の補数が完成します.従って
10010101
これが答えです.
Q. 2バイトで1文字を表すとき何種類の文字まで表せれるかという問題の計算方法がいまいちわかりませんでした。2の16乗するということでしょうか。でも、0も含まれるのでそれを足すと65536パターンという答えになると先生がおっしゃっていたので違いますよね?
A. 良い質問です.
「最大値」と「パターンの数」の微妙な違いを意識してください.
つまり2バイト(16ビット)で表現できる数の範囲は
0~65535
ということで最大値は「65535」ですが,この範囲にある数は何パターンあるかというと,0を含みますので「65536」となります.「結果的に」ということで2の16乗と同じ値になります.
ご理解いただけましたでしょうか.
Q. 音声データのサイズの問題が難しかったです。この問題はよく出題されますか?
A. これも良い質問.
結論を言いますと,この種の問題はIパスでの出題頻度は余り高くありません.しかし,情報メディア学科では動画や音声をデータとして扱うことが多いので,是非とも「情報系学科の出身者」となるためにはこの問題を上手に扱えるようになっていただく必要があります.
Q. いつも授業のビデオを見る際に教科書は勿論ですがノートを取りながら勉強しています。これからもそのような学習方法でいいですか?もしおすすめな学習方法があれば教えてほしいです。
A. 大変に良いことですよ.
是非その方法で勉強を続けてほしいと思います.また,Iパス合格を目指す実践的な勉強方法も第5回の講義で学びますので是非習慣づけてくださいね.